ウォーターサーバーのランニングコストは決して安くありません。
よくネットをみると、ウォーターサーバーより浄水器が安いとかペットボトルをスーパーで買った方が安いとか比較して、ウォーターサーバーは高いからやめた方が良いという書き込みを見かけます。
彼らの言っていることは、間違っていません。
ウォーターサーバーは、各社ともにコストの安さをアピールしていますが、浄水器やペットボトル購入よりも安くなることはありません。
ですが、ウォーターサーバーには、ウォーターサーバーにしかないメリットがあります。
家まで水を運ぶ必要がなく、いつでも冷水と温水が利用できる。
そのメリットにお金が払えるかどうか。
お金を払える価値があると思えるかどうか。
でなければ、そもそもウォーターサーバーを契約する事はやめた方が良いです。
ペットボトルや浄水器の安さに惑わされる人は、ウォーターサーバーを契約したことを必ず、後悔する日がきます。
ウォーターサーバーは、嗜好品であって、必需品ではありません。
ウォーターサーバーのコストを気にするのは、最後の最後にコスト以外の性能や条件が同じサーバーを選ぶ際の指標程度にしておきましょう。
まずは、なぜウォーターサーバーを家に置きたいのかを整理してみましょう。
赤ちゃんのミルクづくりを楽にするため。
家族の健康を考えて、水道水を飲むのをやめたい。
そもそもペットボトルの天然水を購入しているが、家まで運ぶのが大変なので、やめたい。
ただ単に、部屋のインテリアもかねて、お洒落なウォーターサーバーを置きたい。
その目的は、人によって様々でしょう。
ですが、まずはなぜウォーターサーバーを家に置きたいのか、その目的を明確にしないと、様々な機能を備えたウォーターサーバーの中から一つを選ぶ事は難しいです。
ウォーターサーバーを契約した場合に、水をどの程度、利用するのか想定しておきましょう。
私の家では、朝の味噌汁、私の昼間の水筒、家族の水だし麦茶用、米の炊飯用などなどで、一週間に10リットルといった所です。
水の使用量を想定すると、月々にどれくらいのコストがかかりそうかわかるので、毎月払い続けられるのか確認しておきましょう。
毎月の水代として支払いできるかどうかです。
水代として高いと感じるなら契約は、やめておいた方が良いです。
先ほど記述したように、契約するウォーターサーバーの利便性などのメリットを含めて考えてみて、それでも契約したいと思うなら利用価値があると言えるでしょう。
ウォーターサーバーを導入する際に考えることは、コストだけではありません。
特にご結婚されている方なら、伴侶ときちんとその導入について話合っておくべきです。
毎月費用の発生するものですから、コスト面はお互い納得できるか。
また、水は、玄関までは、配送業者等が運んでくれますが、そこからは、自分で運ばなければなりません。
旦那さんが納得できないまま契約していると重たい水ボトルを奥様が毎回収納場所へ運んだり、ウォーターサーバーへのセットをしなければならなくなるといった事もありえます。
水ボトルの移動やセットは、女性には大変な作業です。
はっきり言って男性の仕事です。
軽量パックでも、配送される時は、4パックまとめて段ボールに梱包されているので、30キロ程の重量なんです。
きちんとコスト面や水ボトルの移動やセットを誰がやるのか、なっとく出来るまできちんと話合っておいた方が良いでしょう。
ウォーターサーバーは、いろんな所で紹介されています。
ショッピングモールの催事スペースや、訪問営業、インターネットなどなど。
正直な所、対面での契約はあまりおススメしません。
ウォーターサーバーは、契約するにあたって様々なルールやキャンペーンが存在します。
その全てをきちんと把握して契約しないと後々トラブルに発展します。
インターネットの相談サイト等に寄せられているウォーターサーバーのトラブルに関する相談の大半は、対面で契約された方の投稿です。
対面では、説明する方も営業成績を気にしているので、デメリットに関する説明が不十分だったり、勢いでクロージングして来たり、中には無料お試しできるからと強引にウォーターサーバーを家に運びこもうとする営業さんもいらっしゃる様です。
もちろん、きちんと分かりやすく丁寧に契約について説明してくれる営業さんもいるかと思いますが、そうでない方もそれなりにいる事も事実です。
そして、一般の方々であるあなた方は、対面で何かを契約するという行為になれていないので、おそらく冷静な判断はできないでしょう。
ですから、落ち着いて考える時間が必要なんです。
最低限、家に一度書類を持ち帰って熟慮する時間を必ず設けるか、インターネットサイトからの契約をじっくり考えた上でする事をおススメします。