昔はミネラルウォーターを購入してまで水を飲むということ自体が、あまり一般的ではありませんでした。
その後、より安全でおいしい水を確保するために、お金を出して水を買うということが日常的に行われるようになってきて、現在では自宅にウォーターサーバーを置くという事も珍しくなくなっています。
しかし、それでも日本でのサーバーの普及率はまだそれほど高くはありません。
5パーセント程度の割合で推移していますが、毎年少しずつ上昇しています。
やはり、より安全性の高い水を常に飲めるようにしたいと考える人が増えていることと、いくつものウォーターブランドが出てきていて、宣伝も活発になっていますし、競争が激しくなっている分サービスも向上していることが理由として挙げられます。
日本での利用率は上がってきていますが、海外と比べるとまだまだ低めです。
海外では50パーセント以上の利用率となっているのがほとんどです。
その背景には、日本は水道水の質が非常に高く安心して飲めるという事情があります。
海外の水道水は煮沸して飲むのであればともかく、お腹を壊してしまうことが多いので生水は飲むことはできません。
恵まれた水事情が日本における利用率上昇を阻んでいると言えるでしょう。
とはいえ、災害時の備えのため、より健康志向が高まっていることなどから、これからさらに日本でもウォーターサーバーの水を利用したいという人が増えていくのは間違いありません。
よりおいしい水を求めてRO水ではなく、天然水を提供するブランドが増えてきて人気が高まっていることも、その一つの表れと言えるでしょう。
価格も競争によってかなり安くなっていますので、気軽に注文できるようにもなっています。
特に都市部ではおいしい水が確保しづらいということもあって、他の地域よりも利用率の伸びが激しくなっている状況が見られます。
「2018年現在」