水の味や栄養分、質を決めるにあたっての基準の一つとして水の中に含まれているミネラル分の量があります。
このミネラル分の量が、水1リットル当たり100㎎以下だと軟水に分類され、120㎎以上あると硬水となります。
ミネラル分がたくさん含まれていますので、水の味が軟水とはかなり異なり、苦みやえぐみのようなものを感じることがあります。
いやな味ではないとしても、水にある程度の味を感じますので、一気にたくさん飲むのは難しくなります。
現代人はミネラルが不足しがちになっていますので、水からミネラルを摂れるというのは大きなメリットとなります。
また、たくさんのミネラルが含まれている水を飲むと腸の活動が刺激されてお通じが良くなることが多いので、便秘気味の人やダイエットをしたい人に良いというのもポイントです。
このように、ミネラル分が多い水というのは健康的に良いというメリットがありますが、現在のところ日本国内ではこのタイプの水を扱っている配送ウォーターブランドはありません。
日本国内で採取される水のほとんどは軟水に分類され、ミネラル分がかなり少なめです。
そのため、ミネラル分が豊富な水を入手するには、ヨーロッパを始めとする外国から輸入しなければならなくなります。
コストが非常に高くつきますので、なかなか一般的なサービスとしては提供できないのが現状なのです。
もし、ミネラルを豊富に含んでいる水を飲みたいと思うのであれば、ペットボトルや瓶詰の水を購入するしかありません。
ただし、このタイプの水は長期間飲み続けると、結石などのリスクを高めることもありますので、バランスよく飲むことが大事で、すべての飲料水を硬水に変えることはおすすめできません。
普段飲む水はウォーターサーバーの軟水にして、ペットボトル一本くらいをミネラルが多い水にするというのがベストでしょう。