ウォーターサーバーのメーカーを変更したい場合、残った水の付け替えボトルを新しいサーバーに引き継ぐことはできません。
メーカーによってサーバーやセットするボトルの構造に違いがあるのが理由で、新しいメーカーと契約する場合はストックは使い切ってからのほうが良いでしょう。
ウォーターサーバーは冷水と温水コックがあり、縦に細長い形状という点ではどのメーカーのものも同じように見えますが、実際は細かい部分に違いがあり、付け替えボトルの互換性は基本的にありません。
もし、付け替えボトルのストックが残った状態で解約をする場合は、まずメーカーのサポートに問い合わせをし、解約の意思とボトルが残っていることを伝えましょう。
解約日から実際のサーバー返却期限の規定があるので、サポートがしっかりしているメーカーであればその範囲内でボトルを使い切れそうな日時を提案してくれます。
ボトルが使い切れない、またはサポートが不十分だった場合、未開封のボトルであれば半年~一年程度は持つ水なので、災害時用のストックとして保管しておく方法もあります。
付け替えボトルの水はウォーターサーバーがなくても利用することができますが、開封した場合の消費期限は長くはないので、早めに使い切ることがポイントです。
メーカーによっては、契約内容次第で解約に費用が発生することも多く、また解約の申込みも実際の解約のひと月前までに済ませなければならないという規約を設けていることがあります。
ウォーターサーバーの契約前に、解約時のサポート体制やかかる費用について十分にチェックし、いざというときに「こんなはずではなかった」というトラブルを回避しましょう。
各メーカーで差はあるものの、ウォーターサーバーの契約は1年~2年の縛りが設定されていることが多く、契約期間未満での解約には3,000円~2万円程度の違約金が発生します。
また、解約時に違約金に加え、契約期間で本来支払うはずだった費用を一括支払いしなければならないメーカーもあります。
他の食品とは異なり水は本来無機物なので、腐敗したり傷んだりすることはありません。
しかもウォーターサーバーの水は無菌状態でボトリングされ密閉した状態で生産され配達されますから、後から空気中の雑菌が入り込んで腐敗させることもないはずなのですが、実際にはウォーターサーバーの水には「賞味期限」が記載されていますよね。
これは何故かと言えば、ボトルに使用されているポリエチレンがわずかに空気を通してしまう為で、長期間保存していると少しずつその影響を受けて水が酸化したり匂いが移ったりしてしまうからです。
「影響」と言ってもその程度で、他の食品のように摂取すると健康に害を及ぼすほどに傷んだり品質が落ちたりするわけではないのですが、せっかくわざわざ美味しい水を購入しているわけですからその味や風味を落としてしまわないよう予め「賞味期限」が設定されているのです。
できるだけ賞味期限内に水を使い切りたいなら、料理に使うのも1つの方法です。
例えばお米は最初の研ぎ水を最も多く吸収すると言われていますから、この研ぎ水を美味しいウォーターサーバーの水にすると美味しくふっくら炊き上がります。
また出汁の旨み成分もシッカリ抽出してくれるため、煮物やお味噌汁などにもピッタリです。
ただしミネラル分の多い硬水は味に癖があり浸透率も悪いため、向かない料理もあることだけ覚えておいてください。
また軟水はコーヒーやお茶の抽出もよく旨みを引き出してくれますし、お酒の好きな人は焼酎のお湯割りなどカクテルに利用しても美味しくなるのでお勧めです。
贅沢な使い方ですが、水が残っているなら洗顔や洗髪などに使うという方法もあります。
軟水、特にRO水やピュアウォーターは不純物が殆ど含まれていないため肌や髪にお勧め。
あるいは大事なペットの飲み水に使用することもできます。
ミネラル分の少ない軟水やピュアウォーターは腎臓の負担にならず、特に尿路結石を作りやすい雄猫を飼っているならピッタリでしょう。