ウォーターサーバーのメリットとしてよく挙げられるのがゴミの削減。
ペットボトルを使用するとどうしても使い終わったボトルがゴミとなります。
あるデータでは、一般家庭における1年間の平均的なペットボトルの使用量は20本程度となっています。
人数が多い家庭、あるいはミネラルウォーターを使用している家庭はもっと多くなるでしょう。
スーパーなどへ行くと回収する装置が設置されているのを見かけますが、ペットボトルの処理が大きな問題となっています。
リサイクル可能な素材とはいえ、処分や再利用には手間とコストがかかります。
その点ウォーターサーバーは、ペットボトルに比べてはるかにゴミの量が少ないのが魅力です。
1本のボトルで12リットル程度。
1.5リットル入りのペットボトル8本分の用量ですから、その分ゴミの量が少なくなります。
また買い置きの製品を置いていくスペースも必要ありませんから、省スペースにも役立ちます。
そのため、ウォーターサーバーを利用して出るゴミといえば使い終わったボトルのみということになるのですが、最近ではそれさえも克服したタイプが登場しています。
これを利用すればまったくゴミを出さない状態で新鮮な水を使い続けることができるのです。
このように、環境の面からいっても優れた面を備えているウォーターサーバー。
現代社会の要望にピッタリあった製品といえるでしょう。
ペットボトルの管理や処分に困っている人は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ウォーターサーバーでゴミを出すという視点で分けると次の2種類の仕組みになっています。
一つは「ワンウェイ宅配システム」と呼ばれるものです。これは、空になった水のボトルを返却しないシステムです。
空になったボトルは家庭からのリサイクルゴミとして捨てることになります。もう一つは「リターナブル方式」というものです。
これはボトルを返却して回収したサーバー提供会社が洗浄して再利用する仕組みをとっているものです。
空のボトルをゴミとして出さないといけないワンウェイに比べて回収に来てくれる分リターナブルの方が楽に感じる方も多いでしょう。ですが、実は盲点があります。
ワンウェイ方式は使い捨てなので、水を飲んでいくと、ボトルが段々と潰れてゆきます。
そして水を飲みきった頃にはペシャンコになってしまいます。リサイクルゴミを出す際のマナーとしても完璧です。
更にペシャンコになるということは中に空気が入っていない状態であり、ここに重要な意味があります。
逆にリターナブル方式は水を飲んでゆくとゴボゴボっとボトルに空気が入ってゆきます。
ワンウェイと違って再利用するためボトルが潰れては駄目なのです。
ボトルの中に空気が入ってくると空気中の雑菌が水の中に入ることになります。
これが衛生的に良くないという説があるのです。
それに対してボトルがペシャンコになるワンウェイ方式の方は空気中の雑菌が水の中に入らない分衛生的に優れているというわけです。
ワンウェイ方式はゴミとして捨てるのが一見面倒くさいようですが、潰れるのでかさばることがなく、他のゴミと一緒に出せば実際手間も感じないでしょう。
ところがリターナブル方式はボトル回収までの間置いておかないといけない上に、ボトルが潰れることもないので、場所をとってしまいます。
更に先に書いた衛生上の問題もあります。
ですので、ウィーターサーバーはどちらかと言うと、ボトルをゴミとして捨てるワンウェイ宅配システムを採用している会社をおすすめします。