最近のウォーターサーバーを見ると、レバーをひねるだけで冷水だけでなくお湯も出る機種が主流です。
コーヒーやお茶など、レバーをひねっただけで手軽に飲めるわけですが、なぜレバーをひねっただけで熱湯が出るのか、不思議と思っている人も多いでしょう。
なぜ熱湯がすぐ出てくるのか、それはウォーターサーバーの中に入っているタンクが関係しています。
ウォーターサーバーの中には、冷水用と温水用の2種類のタンクが備え付けられています。
このタンクの中で冷たい水と温かいお湯が一定の温度で保たれているのです。
ですからお湯のレバーをひねれば、すぐ熱湯が出てくるわけです。
ではなぜサーバーの中で熱湯になるのか不思議、という話になるでしょう。
サーバーの温水タンクの中には、金属棒が入っています。
この金属棒を過熱させることで、中の水を温めていきます。
これは電気ポットの中に入れた水がしばらくすると温かくなるのと構造は一緒です。
このためサーバーに電気を入れた状態にすれば、いつでもレバーをひねるだけで熱湯が出てくるわけです。
ところでウォーターサーバーの熱湯ですが、どれくらいの温度になるか気になる人もいるでしょう。
メーカーによって若干異なりますが、大体80~90度といったところが相場です。
沸騰した状態から比較するとやや低いですが、例えばコーヒーやお茶のような温かい飲み物を飲むのには十分な温度といっていいでしょう。
ではカップラーメンはどうでしょうか?
カップラーメンにウォーターサーバーのお湯を入れて、所定の3分とか5分とか待っていれば出来上がります。
麺もしっかりとほぐれていて、芯などもなくおいしく食べられるはずです。
むしろ沸騰したお湯を入れると、スープを飲むには熱すぎると感じる人も多いはずです。
しかしウォーターサーバーのお湯であれば、スープをすするのにも適温でカップラーメンが今まで以上においしく食べられるかもしれません。
ウォーターサーバーを自宅に取り入れるのなら、冷水だけでなく熱湯も有効活用しましょう。