ウォーターサーバーで赤ちゃんの粉ミルクを作るメリットは、すぐにミルクが用意できる手軽さと赤ちゃんを守るために必要な粉ミルクの殺菌が手間をかけずにできることにあります。
粉ミルクを作る際に熱湯が必要とされるのは、粉ミルクに含まれるサルモネラ菌などの各種細菌を滅菌するためと、もう一つは水そのものに含まれる細菌や塩素を飛ばすためでもあります。
粉ミルクを作るときには熱湯と水の両方が必要とされますが、水も一度沸騰させて冷やしたものが良いとされるのはこのためです。
一度煮沸させて冷やした水の用意や、熱湯を人肌まで冷ます手間などを考えると、お腹をすかせて泣いている赤ちゃんをあやしながらおこなうのはなかなか大変です。
メーカーによってサーバーの形態には多少の差があるものの、近年のウォーターサーバーはお湯と水の両方が使える形のものが増えています。
この特徴を活かし、赤ちゃんにも安全な粉ミルクを手間をかけずに用意することが可能となっています。
ウォーターサーバーの水には厳しい基準があり、メーカー側はそれを満たさなければいけないので、提供される水は細菌のないクリーンなものということになります。
つまり、一度沸騰させたお湯を冷やして水を用意する手間が省けます。
基準を満たした水を温水として提供しているわけですから、ウォーターサーバーのお湯も同じく安全性の高いものとなります。
ウォーターサーバーを利用した粉ミルク作りは簡単で、まず哺乳瓶に応じた量の粉ミルクを計って入れ、ウォーターサーバーのお湯を約3分の2ほど入れてよく溶かします。
粉ミルクが溶けきったのを確認後、今度は冷水を残りの3分の1入れれば、赤ちゃんに適した人肌の温度のミルクができあがります。これだけ手軽なら、ミルク作りを男性が手伝うのもわずらわしくありません。
粉ミルク作りに適した水にはポイントがあり、赤ちゃんがお腹をこわさないよう、硬度が低くミネラル分が豊富すぎないものを選ぶようにしましょう。