お茶は単に茶葉の種類や量だけで味が決まるのではありません。
使用する水の種類と淹れ方次第で、同じ茶葉でも驚くほど美味しいお茶を淹れることもできるんです。
一言でお茶と言っても日本茶なのか中国茶なのか紅茶なのか、またそれぞれのお茶の中にもバリエーションがあって異なった特徴を持つため、一概に「この水ならどんなお茶でも美味しくなる」とは言えないのですが、どのお茶も基本的には旨み成分である「グルタミン酸」、甘味成分である「テアニン」、渋み成分である「タンニン」の3つの成分を味わうもので、これらに加えて茶葉がそれぞれ持つ特有の香りを楽しむものと言われています。
日本茶の場合、特に旨みと甘みを楽しむものですから、つまりグルタミン酸とテアニンを引き出してくれる水がお茶に合う水ということができます。
これらの成分をより引き出すには、ミネラルの少ない、つまり不純物の含有量が低い「軟水」がお勧めです。
軟水とは硬度120mg/L未満の水と定義されていますが、日本茶の場合は硬度30~50mg/L位のものを使用すると良いでしょう。
逆に硬度10mg/L以下のような超軟水だと日本茶が持つ苦みや渋みが強く出過ぎてしまいます。
中国茶も日本茶と大体同じですが、烏龍茶に関しては硬水でも美味しく飲むことができ、お勧めの水の硬度も50~300mg/Lと幅広くなっています。
一方渋み成分の強い紅茶の場合、ある程度の硬度を持つ水で淹れると味と香りがマイルドになって美味しく飲むことができます。
ダージリンやアッサムの場合で、硬度50~200mg/L程度と言われています。
日本の水は軟水なので、基本的にお茶を淹れるのに適した水となっているのですが、問題は水道水に付きもののカルキ臭でしょう。
また適温のお湯を沸かすのにも時間や手間がかかります。
しかしウォーターサーバーなら天然の美味しい軟水を、しかもいつでも適温で使用することができます。
毎日美味しいお茶を好きなだけ飲めるというのも、ウォーターサーバーの魅力ではないでしょうか。