ウォーターサーバーの水は、もちろん業者によっても異なりますが、その多くはro水と呼ばれるものです。
ro水とは、ro膜と呼ばれる逆浸透膜を使って作られた水のことで、これはNASAの開発した高度な技術になります。
半透膜とは、人体にも存在するものですが、水を通すことによってその膜にさえぎられた両側の濃度を同じにする働きを持ちます。
つまり、真水と塩水を半透膜で遮ると、その濃度を同じにしようとして水が半透膜を通って塩水側に移動していくのです。
基本的に濃度が低い方から高い方へ水を移動させる膜だといって良いでしょう。
この膜を利用した逆浸透という働きは、本来水が入ってくる側の塩水のほうに圧力をかけることによって、水を真水側に移動させることを言います。
こうすることで、非常に純度の高い水になるのです。
そのため、ro水にはミネラル分などもほとんど含まれておらず、その水質は軟水ということになります。
ミネラルが多い硬水は、赤ちゃんの消化器官には負担になるので、ro水は赤ちゃんに与えても安心できるお水ということになります。
そのため、ウォーターサーバーの水とお湯で簡単にミルクを作ったり、子供用の麦茶を作ることができてとても便利です。
通常、ミルクを作るときは、お湯を沸かして粉ミルクを溶かして、それを人肌にまで冷まさなければなりませんが、ウォーターサーバーの場合は水も消毒の必要がないので、少なめのお湯で溶かしたミルクに、水を加えて適温にすることも可能です。
実際にミルクを作ったことがある人は、その便利さを実感できるのではないでしょうか。
そのため、先輩ママからウォーターサーバーがあると便利といってすすめられたのが導入のきっかけという人は多いのです。
まだデリケートな赤ちゃんが口にするものだからこそ、安心して与えられるものにしたいというのは誰もが思うことですし、ウォーターサーバーはそうしたママたちの味方として多くの人に利用されてきたのです。