バナジウムには毒性がある、というのを聞いたことがある人もいると思います。
バナジウムは色々な研究グループで研究されていますが、そこでは様々な研究結果が報告されています。
その中で、良い効能の研究結果も多く発表されていますが、中には悪い結果も報告されている事は事実です。
激しい下痢や腹痛、また、神経障害など、バナジウムの毒性は色々な研究グループで報告されていますが、 それはあくまでも過剰摂取による結果です。
通常のバナジウム水を飲んでも、毒性が現れるぐらいのバナジウムの摂取量にはなりませんから、 安心してください。
また、1日に飲む量を控えなくても、バナジウム水で摂取できるバナジウムの量はごく微量で、 メーカーにより違いはありますが、1日2リットル飲んだとしても0.2mg程度ですから、 バナジウム水の摂取量は全く気にしないでもいいでしょう。
ただし、サプリメントでバナジウムを摂取する場合は気をつけた方が良いかもしれません。
バナジウムの摂取して良い上限は1日1.8mgと言われていますから、 過剰摂取には気をつけましょう。
バナジウム水の摂取量は特に気にしなくてもいい、というのには理由があります。
富士山麓で採取される天然水にはバナジウムが多く含まれており、バナジウム天然水として有名ですが、 周辺住民は長い間、このバナジウムを多く含んでいる水を飲んで生活をしています。
しかし、住民からはこの水の毒性は報告されておらず、むしろ逆に生活習慣病の死亡率が低いと言われています。
この事から、毒性よりも健康効果が期待できる事は確かではないでしょうか。
バナジウムは過剰摂取による毒性が認められていますが、一般には気にする必要はないと言われています。
しかし、毒性があることに変わりはありませんので、不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。
ただ、結論から言うと、バナジウムの毒性に関しては気にする必要がありません。
何故そう言い切れるのか不安になるかもしれませんが、過剰摂取そのものが難しいからです。
バナジウムの過剰摂取の目安とされる量は、1日あたり22mgです。
これを超えると毒性が出てしまい、下痢や腹痛、人によっては吐き気などの症状が現れます。
しかし、この22mgを1日で摂取しようとすると、大量のミネラルウォーターを飲まなければいけません。
ミネラルウォーター1リットルに含まれるバナジウムの量は、およそ0.1mgと言われています。
このため、22mgものバナジウムを摂取するには、1日で220リットルのミネラルウォーターが必要です。
人間が1日に必要な水の量は2リットルですが、3ヶ月半に相当するミネラルウォーターを、1日で飲まないと毒性が現れない計算となります。
また、バナジウムは私たちが普段口にしている食品にも含まれます。
代表的なものはカキやアサリなどの貝類、ワカメ・昆布、エビやカニ、マッシュルームです。
これらはバナジウムを豊富に含む食品で、家庭だけではなく、外食でも口にする機会が多くあります。
しかし、毎日相当の食材を食べなければ、22mgに達することは無いのです。
バナジウムは老廃物の排出促進を始め、研究によって様々な効果が認められています。
ウォーターサーバーを利用するとしても、毒性を気にする必要は無いと言えるでしょう。
ただし、22mgはあくまで目安のため、人によってはこれより少ない量で症状が現れる可能性もあります。
何らかの疾患や病気を抱えている方は、一度医師に相談してみることをおすすめします。
ミネラルの摂取を控える必要がある方も避けておきましょう。