残留塩素の危険度
安全な水道水があなたの家の蛇口まで辿り着くには、行政が責任を持つ水道管の部分とその水道管からあなたの家の敷地内を通る給水管を通らなければなりません。
で、ここで問題になるのが、管の素材に鉛が使われている事なんです。
以前は、多くの水道管が安価な鉛を利用していました。
ですが、鉛管は漏水も多く、鉛自体が人体に悪影響を及ぼす事が分かったため、鉛の使用が禁止されました。
でも、安心するのは早計なのです。
鉛管の使用が禁止されたのは、水道管本管の話です。
水道事業者が管理している水道管本管では、鉛は使用されていません。
それでは、何が問題なのかというと、あなたの家の敷地内の給水管です。
あなたの家の敷地内を通る給水管は、あなたの管理責任になります。
比較的新しい家でしたら、おそらく鉛は使われていなと思いますが、古い家になると、給水管が昔のままで鉛を使用した管である可能性があります。
ただ、この場合でもおそらく鉛の量は水質基準以下だと思いますが、朝一番や、長期に留守にしていた場合などは、注意が必要です。
給水管の中で長時間水が滞留しているため、鉛の濃い水が最初は出る可能性があるからです。
対策としては、最初に水を使用する際に、バケツ一杯程度の水を出してから利用する事をオススメします。
ただ、それでも心配だという方は、給水管の取り替え工事をオススメします。
そんな大掛かりな工事は、ちょっとという方は、飲水にウォータサーバーを利用されてはどうでしょうか?
ウォーターサーバーを利用すれば、美味しくて安全な水を毎日飲む事ができます。