残留塩素の危険度
トリハロメタンは、クロロホルムやブロモホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタンといった4種類の物質を総称したものになります。
これは、浄水場で塩素を使用して殺菌を行う場合に発生する可能性があると言われているため、水道水に含まれる可能性も否定できません。
トリハロメタンは、どのような危険性があるのかというと、発ガン性、催奇形性、中枢機能の低下や肝機能・腎機能への悪影響、喘息やアトピー性皮膚炎の悪化、疲労感や集中力の低下といった、様々な症状を引き起こすと言われていますので、非常に危険なものなのです。
その上、妊婦の方が1リットルあたり0.075mg以上の濃度が高い水道水を大量に飲んだ場合、流産する可能性が高くなるとも言われていますので、特に妊婦の方は気を付けなければなりません。
では、どのようにすれば、トリハロメタンの摂取を防げるのかというと、水道水の煮沸消毒やオゾン消毒といった方法がありますが、手間が掛かるものですよね。
また、それでも本当に安全かどうかは、目で見て分かるものではありません。
その上、煮沸消毒と言っても、沸騰すれば良いというわけではなく、沸騰した状態から20分ほど沸騰した状態を継続した上で、トリハロメタンを除去することができると言われています。
沸騰した状態が、最もトリハロメタンが発生しやすくなりますので、煮沸消毒する場合は注意が必要です。
それ以外には、ミネラルウォーターやウォーターサーバー、浄水器を使用するといった方法がありますので、こちらの方が手軽かと思います。
やはり、できるだけ安全性を考えるのであれば、多少お金は掛かることになりますが、ミネラルウォーターやウォーターサーバーなどを使用した方が良いかと思います。