水道水まずい原因は何？

水道水がまずい原因はカルキという成分にあります。

 

水がカルキ臭いなどという話を時々耳にする事もあるかもしれませんが、カルキとは石灰の事です。

 

石灰には消毒作用、漂白作用があり、その効果が水道水をきれいにするために活用されています。

 

特にこうした目的で使われる石灰は、塩化石灰と呼ばれる物質を使用する事が多いです。

 

塩化石灰はこうした消毒などが行われた後は、基本的には除去されて水道水として供給されるようになります。

 

ですが時には残留した塩化石灰が残ってしまう事があり、その臭いがまずい原因となります。

 

水道水を飲んだ時に特有の舌に残るような感じがあれば、それは塩化石灰が残っている可能性が高いので、飲むのはなるべく控える事をお勧めします。

 

もうひとつまずい原因となるのはトリハロメタンという物質です。

 

これも塩化石灰が原因となって生じる物質です。

 

塩化石灰は微生物を分解する働きを持っていますが、分解する際にトリハロメタンを生じます。

 

この物質には特有のにおいがあり、カビのような臭いがあります。

 

こちらも除去されるのが普通ですが微量ながら残ってしまう事があり、まずさの原因となります。

 

また、トリハロメタンは発がん性がある事も分かっています。

 

そのため体内に入ってしまうとがんになる危険性も高まるため、まずさや普通とは違う変な臭いを感じるという場合は飲むのを控え、なるべくきれいな水やミネラルウォーターを飲む事をお勧めします。