ウォーターサーバーには、どんな用途があるのでしょうか?
ウォーターサーバーの使用環境は「常時使用」が基本です。
つまり、電源を入れた状態で日常的に使用するわけです。
しかし電力の不安がくすぶっている現在、待機電力はできるだけ減らしたいと思っている人も多いでしょう。
ではウォーターサーバーのコンセントを抜くとどうなるのでしょうか?
就寝中など使用していない間は作動させない状態にして大丈夫なのでしょうか。
このウォーターサーバーのコンセントを抜く行為は、せっかくの機能を損ねてしまう恐れがあるので注意が必要です。
最大のメリットである美味しい水をつねに安全な状態で維持することができなくなってしまうからです。
ウォーターサーバーは水道とは異なり、ボトルに入った水を使用することになりますから、水が循環しません。
そのため温度管理をしっかり行わないとすぐに細菌が繁殖し、衛生面で問題が起きてしまうのです。
コンセントを抜くと当然ボトルの水は常温へと近づいていきます。
一度フタを開けたペットボトルを一晩放置しておくとどのような状態になるのか、容易に想像がつくでしょう。
コンセントを抜いた場合と同じような状況に近づいてしまうのです。
また、コンセントを抜いたり差したりを繰り返していると冷水と温水になるまで時間と電力がかかってしまいかえって消費電力が大きくなるという問題点もあります。
こうして見てもメンテナンスや停電など特別な機会のほかはコンセントは抜かない状態にしておくのが適切となります。
省エネモードなど電力消費を少なくした製品も多いですから、常時使用を前提の上で選んでいくようにしましょう。