コンセントを抜くのは基本的にNGです。
ウォーターサーバーを利用している人の中には、節電のため夜間など電化製品を使用していない時間帯はいつもコンセントを抜いていて、ウォーターサーバーもそうしたいと考えることも少なくないようです。
しかしウォーターサーバーに関しては、基本的にコンセントを日常的に抜き差しするのはNGで、これはサーバーによっては取扱説明書などにハッキリ明示されていることもあります。
これは何故かと言うと、電源を切ることでタンク内の水が常温になってしまうため。
一度封を切られた水はタンク内で冷やされたり沸かされたりしてある程度の期間日持ちできるようになっていますから、コンセントを抜いてしまうとこれら冷却機能や加熱機能が働かなくなって、単に水がぬるくなってしまうというだけでなく特に夏場などは雑菌が繁殖してしまう危険性まであるのです。
またサーバー本体も、コンセントを差し込むたびに冷やしたり沸かしたりするため電力が高くなり、負担がかかってしまいます。
定期メンテナンス不要の代わりにサーバー本体が自ら循環させるオートクリーン機能を搭載しているタイプのウォーターサーバーは、特にコンセントを抜き差ししてはなりません。
この機能を搭載しているためにそもそも不用意にコンセントを抜くとエラー表示が出て水がでなくなる機種もあります。
あるいはオートクリーン機能が、電源を入れた時間から時刻設定される機種もあり、頻繁にコンセントを抜き差ししているとクリーン機能が発動しなかったりそのうち故障してしまったりする可能性もあります。
唯一、ウォーターサーバーの電源を抜いた方が良いのは、停電になった時です。
これは電気が復旧したときにコンセントから大量の電流が流れるためで、サーバーのコンセントを差しっぱなしにしていると故障の原因になることがあるからです。
また復旧時にヒューズが飛ぶなど他の家電に悪影響が及ぶ可能性もあります。