ウォーターサーバーの温水タンクは通常80℃~90℃程度の温度で保たれていますが、温水がぬるいと感じる原因にはいくつかのものがあります。
・初めてサーバーを使用する
設置したウォーターサーバーを初めて使用する場合、温水が温まるまでには時間がかかります。
これは冷水側が冷やされるまでにかかる時間も同じことで、メーカーが提供するサーバーによって異なりますが、スイッチをオンにしてからだいたい40分前後で適温で維持されるようになります。
また、これとは別の原因で、空焚きを予防するために自動的に温水ヒーターがストップするというものがあります。
温水タンクに水がたまる前に温水スイッチをオンにしてしまうと起こりやすいトラブルなので、スイッチをオンにする前に水がきちんと供給されるかを確かめる必要があります。
付け替えボトルの設置後、温水コックの蛇口から水が流れていればOKです。
空焚き防止機能が働くと自宅では解除できないタイプも多く、その場合はメーカーに連絡をとってサーバーの交換かメンテナンスを受けることになります。
・付け替えボトル内の水の残量が少ない
サーバーにセットしたボトル内の水が少ない場合、温水がぬるくなる、または出なくなることがあります。ウォーターサーバーは先に冷水タンクに水が供給される仕組みなので、ボトル内の水の残量を確認して交換してみましょう。
・サーバーの故障
温水が温まらない原因がサーバーそのものの故障の場合もあります。
電源プラグも差し込まれ、温水スイッチもオン、加熱されるまでの時間も経っているのにぬるいままのときは、メーカーに連絡して対応してもらいましょう。
・飲み物によってはぬるいと感じる温度
ウォーターサーバーの仕様にもよりますが、温水側の温度の設定である80℃~90℃をぬるいと感じる場合があります。
個人の好みによるところが大きいですが、このような場合はウォーターサーバーの温水を鍋などに入れてガスにかけ沸騰させるのも一つの方法です。
もともと熱いお湯なので時間もそうかかりません。
いつでも好きな時に、冷たい水も温かいお湯も使用できるウォーターサーバーですが、実はサーバーのメーカーによってその冷水や温水の温度が多少違うということをご存知でしょうか。
例えば「アクアクララ」シリーズは冷水が5~12℃、温水が80~90℃、「アルピナウォーター」は冷水が4~5℃、温水は80~85℃。
最も冷たい水が出せるのは「フレシャス・サイフォン」で3.5℃、最も熱いお湯が出せるのは「マーキュロップ」の93℃です。
ただ、メーカーによる温度の違いというレベルではなく、冷水のはずが、あるいは熱いお湯のはずが何故かぬるい水しか出てこない!ということもあります。
当たり前ですが、コンセントが抜けていると冷水機能も温水機能も働かないのでぬるい水しか出ません。
掃除した時やちょっとサーバーを動かした時などにコンセントが抜けてしまいそのままになっている可能性がないか確かめましょう。
コンセントが差さっていれば本体にランプが点いているはずです。
コンセントを差してから冷水や温水になるまでに数十分がかかりますから、電源が入ってからすぐに使うと冷却や加熱が不十分です。
しばらく待ってから使用するようにしましょう。
料理などで大量に冷水や温水を使用すると、サーバーの冷却機能や加熱機能が追い付かず、ぬるい水が出てしまう場合があります。
この場合も冷却・加熱のための時間をおいてやると冷水や温水になりますから、数十分待ってから使用すると良いでしょう。
省エネモードとは、特に電力を必要とする加熱機能や保温機能をセーブして電気代を節約できる機能です。
ですから省エネモードになっているとお湯が本来より10℃ほど下がりぬるくなっているはずです。
このため省エネモードはサーバーを使わない時間帯だけセットしておくもので、熱いお湯を使いたい時間帯はOFFにしておく必要があります。