キレイな水が触れるだけに思えるウォーターサーバーは、それほど汚れもつかず特にサニテーション(殺菌・洗浄作業)の必要もないように思えるかもしれませんが、放置していると様々な箇所に細菌が付いて繁殖し、そこを通って出てくるミネラルウォーターも汚染されてしまう危険性があります。
そもそもウォーターサーバーの水は水道水のように塩素が含まれていませんから自ら殺菌作用を持たず、そのうえそこに含まれているミネラルを餌にして殺菌が繁殖しやすいため、ウォーターサーバーの中でも水と空気とが接触する部分は非常に汚染されやすいのです。
できるだけ毎日掃除したいのは、水が出てくる注水口周り。
水と空気が触れ合って細菌が繁殖しやすい上、飲料水に混入しやすいためしっかり掃除したいところです。
特にポーションタイプの飲み物を作る際にはその粉が跳ねて口元部に付きやすいので、そのような用途で利用する場合にはその都度掃除するのが理想的です。
清潔なタオルで汚れや水分をふき取り、最後にアルコールでしっかり除菌しましょう。
注水口からこぼれ落ちた水を受け止める受け皿も水が溜まってそこに細菌が繁殖します。
大抵のサーバーでは受け皿は取り外しが可能なので、外して食器を洗う要領でキレイに洗って乾かしましょう。
2~3日に1回の頻度で洗うのが理想的です。
蛇口やコック部分は1~2週間に1回程度、清潔なタオルで水気を取ってからアルコールで消毒します。
蛇口の内側も汚れが溜まるので、綿棒などで丁寧に掃除してください。
ボトルの接続口も水と空気が触れる部分なのですが、ここは小まめに取り外すのが難しいため、せめてボトルの交換時には忘れず掃除したいところです。
乾いた清潔なタオルで余分な水をふき取ってからアルコール除菌しますが、この時接続口に手が触れないよう注意しましょう。
サーバーの外回りやコンセント周りは、ホコリや汚れに気づいた時に濡らさないよう気を付けながらふき取ってください。