あなたがいつも飲んでるミネラルウォーターは、本当に安全なのでしょうか?
ヨーロッパでは、ミネラルウォーターに使用する原水に対する基準が、とても厳しく、環境汚染などからの保護も徹底されています。
それだけ厳しくしないと、そのまま飲める水として利用する事は、困難だからですね。
逆に日本では、原水に対して、ヨーロッパ程厳しくありません。
知っている方もいるかもしれませんが、日本での製造基準は水道水の方が何倍も厳しいんです。
水道水は、製造基準が50項目あるのに対して、ミネラルウォーターには、18項目の基準しかありません。
安全性で言えば、水道水の方に軍配が上がりそうですが、そういうわけではないのです。
水道水には、残留塩素やトリハロメタンの問題があります。
しかも原水が汚染されてしまえば、どちらが安全ということは、まったく言えないでしょう。
震災以降、放射能の問題が出たり、関東では、ホルムアルデヒドが原水から検出されたりしていますから。
とはいえ、基準の厳しさでいうと、水道水の方に軍配が上がりそうですね。
ミネラルウォーターを飲む際は、採水地や採水地の状況、製造業者の品質管理体制をチェックする事が必要かもしれないです。
自分の健康のために、ミネラルウォーターは飲むものですから、そこは自己責任で判断しましょう。
世界的に見ても日本の水事情は優れていて、安全な水が供給されているとされており、とくに水道水の安全性は非常に高く、厳しい基準にもとづいて各家庭に供給されています。
そもそも水道水をそのまま安心して飲めるという国は世界的に見てもかなり少なく、たいていの国は水道の水は最低でも沸騰させないと飲めないものと考えられているのが一般的です。
このようにとても質の高い水道水が得られるのが日本のよいところではありますが、水道水に問題がないというわけではありません。
消毒をするために、必ず塩素を使っていて、その塩素は蛇口から出る際に残っています。
またトリハロメタンなどの化学物質も完全に除去することはできません。
水道水を飲んだからすぐにお腹を壊すということはありませんが、長期的な影響を考えると心配になってしまうでしょう。
そこで多くの人はより安全な水を利用したいと考えミネラルウォーターを購入するようになったのです。
事実どこに行ってもミネラルウォーターはたくさん売られていて、非常に多くの種類が存在します。
競争も激しいので、各商品で価格を下げたり安全性や味の面で特徴を持たせるようにしてるんです。
しかしどのミネラルウォーターも安全なのかというと、しっかりとそれぞれの水源や製造方法を調べてみないとわからないという結論に達してしまいます。
というのも実はミネラルウォーターに関する安全基準はさほど多くなく、それぞれのブランドで品質の差が大きく出てしまうからです。
もちろん、ある程度の衛生基準はしっかりとクリアしていますが、水源の選択や使用しているフィルター・殺菌方法などによっては化学物質や放射性物質が入り込んでしまう、もしくは除去しきれないことがあります。
そこで公的な機関でしっかりと安全検査をしていることや、安全性に関する数値を明らかにしているものなどを選ぶようにしましょう。
健康のためにと思って選んだミネラルウォーターが、逆に健康を害するものとなっては本末転倒ですので、しっかりと調べてから購入するようにしたいですね。